心根は人との関わりの中で
段々と伸びていきますが
心根っていうのは
人との関わりだけじゃなくって
自分との向き合い
で伸びるものでもあるんです。
いや…
どちらかといえば
そちらの方が本質なのかもしれません。
例えば
目の前にゆーーーっくりな人がいて
いらいらいらいらしたとします。
これって
その相手を通して
自分が早くてせっかちな人間なんだなと
知る機会をもらっているわけです。
普通だと
「遅い!」「早くして!」
なんて攻撃的な言葉を使って
その人を変えようとしちゃうわけですが
この人は
ゆったり、穏やかな人なんだな
ああ、私は
何事も早くしたい人なんだな
なんていう風に
それぞれの個性を知り
ちゃんと受け入れられたら
心根って
ぐんっと伸びるわけです。
でもでも
これは
なかなか難しいもので
その人にイライラするにしても
逆に、せっかちすぎる自分へ
イライラすることもあるかもしれない。
(逆に、遅すぎる自分へも)
これって
自分のせっかちさや遅さを
「これでいいんだ」と
許し、受け入れてあげないと
相手へ対しても
「ああ、そういう人なんだな」
と思えないんです。
もっと深くいうと
遅い人を見て
イライラしちゃう人って
せっかちなのは
もちろんありますが
そのさらに根っこには
別の心理が隠れていたりします。
自分で
物事をコントロールして
思い通りにしようとし過ぎたり
さらに
その根っこには
自分に自信が無くて
自分という存在を認めるために
結果を出して、人の上に立たないといけない
そんな心理があるからこそ
とにかく早く早く早く早く!!
なんてなったりする。
同じせっかちでも
心理は人の数だけありますから
これは一例です☺
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つまり
相手の個性を許し受け入れるには
相手を通して
とことん自分を観ていく
ことが大事になるんです。
自分との向き合いです。
その中で
「ああ、幼少期から、こんな気持ちを隠し続けてきたんだな。」
なんていう風に
色々な気づきが生まれ
点が繋がり線へ、面へ、球へ。
気付きが積み重なることで
「そんな自分もいいんだ。」
と思えると
せっかちさんは変わらないけれど
今までよりも
「穏やかなせっかちさん」になる。
すると
目の前にいる
おーーーっそい人へのイライラも
なんだか笑えるようになってくる。
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人を理解するって
とことん、自分を観ることなんですね。
そんなことをしていくと
心根って伸びていく。
人生って
本当に上手にできてるなって思うワケです☺